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2018年12月9日日曜日

ビクタープラスシリーズ

ビクター(旧花園工具)から、プレミアムなビクタープラスシリーズが登場した。

シリーズには現在ペンチ/ニッパーと工具ホルダーがラインナップされている。

ペンチ・ニッパーのシリーズは、偏心設計を基本に二色成型のグリップに加え、高出力レーザーによる特殊な焼入れ、手作業による磨き処理の上にメッキを施すという非常に手の込んだ造りだ。他の工具と違う事はひと目で分かる輝きが特徴的だ。

一方のホルダーのシリーズは、バッグ等でおなじみの高耐久なコーデュラナイロンを使用した、これまたハイスペックな造りだ。

価格は、ペンチ/ニッパーのシリーズで実売価格が5,000円を超えている。ほかの工具に比べて高額だ。しかし使用頻度の高い工具ならば特に、存分に奮発して高品質にこだわってみるのもアリだろう。

ビクター 新製品紹介ページ



受験の定番、175mmのペンチ。受験用に買ったら、合格するまで後に引けない気持ちを作るのにもいいかも。
VICTOR(ビクター) ペンチ ビクタープラス ZP70-175


細かい作業に取り回しの良い小さめ150mmニッパー。
VICTOR(ビクター) 強力ニッパ ビクタープラス ZK70-150

2018年7月10日火曜日

コスパの高いツノダに注目

工具売り場で「ツノダ」というメーカーを最近よく見掛けないだろうか。

フジ矢やスリーピークス技研といった有名電工工具メーカーの製品と比べると、少し控えめの価格設定のペンチやニッパー等が目を引く。それでいながら、手にとってみると製品の仕上がりは見た目もしっかりとしていて、「TTS」という刻印は、そこらにありがちな安物とはひと味違う、ある種の風格を感じさせる。


実はこのツノダ、日本の工具の聖地のひとつに数えられる燕三条発の、50年以上の伝統を持つ老舗メーカーだったのだ。

そのツノダは、1990年代始めからタイに生産拠点を設立した。タイといえば今でこそ、自動車産業などをはじめ、日本の幅広い製造業で生産コストとクオリティのバランスが優れている国として有名で、多くの企業が工場を構えているが、90年代始めの時点ですでにタイのポテンシャルに注目し進出しているとは、まさに先見の明である。それから30年近くも経験値を積み上げてきた。

タイというのは、ピンと来ない人も多いかもしれないが、アジアの自動車産業の重要拠点で、東南アジアで最初に自動車エンジンの量産体制を整える事に成功した国で、世界有数の工業国のひとつなのだ。

少し安価ながらも良質な製品を提供できるのは、燕三条の伝統とタイでの長年の生産ノウハウの蓄積との両方を兼ね備えたツノダならではの仕事だったのだ。

はじめのうちは、見かける製品といえばもっぱらJIS規格のペンチやスタンダードなニッパーであった。それらは、価格に対して非常にクオリティが高い製品として強く印象的に残る良品であった。ここ最近はさらに、圧着工具のラインナップも追加され、売り場でもよく見かける様になった。スタンダードなJIS規格の良品というこれまでのイメージを打ち破るかのように、JIS規格品よりもより高機能を実現するために敢えてJIS規格外となるタイプの、プレミアムな製品も見かける様になってきた。それらは同社のJIS規格品と比べれば確かにいくらか高価だが、他社製品と比べると、相変わらずの高コスパぶりを発揮している。

国家試験の受験用に、しっかりした品質のものが欲しいけどできるだけお金はかけたくない、という人も、はたまた現場での日常使いにコスパの良い工具を探している人も、まだ試していない人は一度は試してみる価値があると思う。市場を席巻する可能性を秘めた、この先注目すべき高コスパのメーカーだ。


試験の定番、175mmのJIS規格ペンチは安心の品質ながら驚きの低価格。

TTC JIS ペンチ 175mm CP-175

リングスリーブでミスした部分の細かい切断に。1000円を切る驚きの価格。


TTC 強力ニッパー JIS 160mm CN-160



整形グリップ+偏心タイプのハイスペックでも、ツノダならばこの低価格。

ツノダ パワーペンチ 200mm PW-104DG



最近ラインナップに加わった圧着工具のシリーズ。相変わらずの低価格・高品質。もちろんJIS規格準拠で試験での使用も可能。
ツノダ 圧着工具 リングスリーブ用 TP-R JIS

2018年4月12日木曜日

偏心ニッパー

第二種電気工事士試験では、例えばリングスリーブの失敗など、失敗箇所の修正に一本持っておくと安心なのがニッパーだ。

そのニッパーには偏心タイプのペンチのように、偏心タイプのニッパーというものがある(偏心ペンチの記事についてはこのページで紹介)。

偏心タイプの良さは、同じ全長の工具と比較した時に、より大きなテコの作用が得られる事により、より小さい握力でより大きい切断力が得られる事だ。工事の現場では、手が疲れにくいとか、何度も繰り返し使用しても手が痛くなりにくいといったメリットがある。

一般的に、力を込めて作業する程、体勢や手元がブレたり、繊細な調整が効きにくくなったりするものだ。ニッパーのように、細かい場所を狙って作業する場合の出番が多い工具では、少ない力で作業ができるというのは、より一層好都合で、便利さが実感できる。

通常のニッパーに比べれば若干価格が高めではあるのだが、試験の合格後に現場でも使いそうだな、なんて感じている人は、試験前に手に入れて、受験にもその使いやすさを活かしてみるのも手ではないだろうか。

良質な刃物の街、燕三条の雄。他社とはひと味違う独創的な良品を生み出し続けるスリーピークス技研。
スリーピークス技研 3.peaks 電工Fニッパ 215mm DN-215



コスパの高さで有名なツノダ。偏心タイプでJISマーク付き。
ツノダ TTC パワー強力ニッパー 偏芯タイプ JIS規格 130mm



VVFケーブルのカットもラクラク、ゆとりの200mm。信頼のオレンジ色グリップ。

フジ矢 電工名人偏芯薄刃ニッパ 200mm





2018年3月24日土曜日

ニッパー

第二種電気工事士試験の指定工具ではないながらも、電気工事で日常的に使われる工具としてメジャーなもののひとつがニッパーだ。現場では、腰袋に常備している人も多いのではないだろうか。

試験ではどんな場面で役立つかというと、例えば、リングスリーブの圧着をミスしてしまい、部分的に解体したい場合だ。

リングスリーブの圧着箇所は、やや加工が難しく、ミスが起こりやすいポイントである。 例えば線がリングスリーブに入る深さがずれてしまったり、必要な線を一本差し忘れて圧着してしまったり、誤った色の線を圧着してしまう等である。

通常、受験者はこういう失敗もある程度想定し、指定寸法よりも少し余裕を見て長めの線で組み立てを行うものであり、もし誤ってリングスリーブを圧着してしまった場合は束になった線を圧着したスリーブの際でパッツンと切り落とし、必要に応じて再び芯線の被覆を剥ぎ取ったりして、部分的に線が少し切り詰められた状態で再び正しく組み立て直すという対応の仕方が定石だ。

ただ、これを行うと、線の長さが多少不揃いになり、組み立てづらくなってしまうし、見栄えも悪くなりがちだ。また、線を切り詰めるのも回数的に限度があるので、もうこれ以上失敗できないという心理的なプレッシャーが増えてしまう。

こんな時にニッパーがあると、尖った先端に近い部分にも刃があり、見通しの良い状態で細かくカットできるので、切り詰める線の長さが最低限で済んだり、テクニック次第では線を切り詰めずにリングスリーブだけを切り裂いて、圧着を外す事ができる。

とは言っても時間的な限度もあるし、 十分に練習しておけばそうそう間違えない様にもなるものだ。ただ、心理的にプレッシャーが余計にかかり過ぎても作業のパフォーマンスの低下につながってしまう原因を生んでしまう。心理的な支えとして、受験のお守り代わりに1本持ち込んでおくとメンタル面でプラスの効果が得られるのではないだろうか。


切れ味・高い耐久性でお馴染み、現場でも定番のフジ矢。


工具は全てホーザンで統一したいという人に。お馴染みのブルー。


「薄刃」というのは、つまり細かい作業ができるということ。


抜群のコスパで支持者増加中のツノダ。JIS規格もしっかりクリア。