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2019年6月26日水曜日

個性的な高級電工ナイフ デンサンDK-670A


大きなリング状の部分のデザインが印象的なナイフだ。この穴はスパイダルコの様に刃の開閉に使うためのものではないらしい。確かに、穴の中心が開閉のヒンジの中心なので、開閉に使うものではなさそうだ。メーカーの公式カタログには特に言及が無いが、この大きな径のヒンジのおかげで、ブレの少ない安定した開閉に一役買っている気がする。
さらにこの穴は収納時にフックに掛けられるので便利だというユーザーの声もある。
デザインはさておき、ナイフとしての基本性能に関してはかなりしっかりと作られている様だ。刃を開くと自動的にロックされ、グラつきを防ぐ機構がある。
刃はアウトドアナイフ等でもよく見られるホローグラインドだ。ホローグラインドとは刃の両側面が凹面のカーブを描く様に研がれたものだ。刃が軽量化でき、なおかつ研いですり減ってきてもしばらくは刃の厚みの変化が少ないため、使い心地が変化しにくいという長所がある。
グリップエンドのいちばん端の穴には落下防止のロープなどを取り付けられる様になっている。
とにかく他に無い高級感抜群のデザインはインパクト抜群だ。実際にナイフとしての機能性も優れているものだし、持っているだけでなんとなく気分的に面白みが感じられるという、ある種のお守り性やアクセサリー性も備えたアイテムではないだろうか。


デンサン 電工ナイフ (折りたたみ式) DK-670A

2018年4月27日金曜日

よく見かける「ホーザン」て?

第二種電気工事士の工具を探していると、必ずと言っていい程見かけるのが「ホーザン」というメーカーだ。このホーザンとは、一体どんなメーカーなのか。

ホーザンは、70年以上の歴史を持つ大阪発の老舗工具メーカーだ。よく知られている様に電気工事用の工具のラインナップが充実している。それ以外の分野では、自転車用工具、ピンセット、電子顕微鏡といった製品をラインナップしている。どちらかというと、大きくてパワフルなものよりは小型で精密なものを扱っているイメージが強い。

そんなホーザンは、第二種電気工事士試験向けの工具の製造販売への力を入り方がとにかくすごい。ホーザンの他にも、同じように電気工事士試験用の工具をセットにして販売しているメーカーはある。例えばフジヤやマーベルといったメーカーも試験用の工具セットを発売している。しかしホーザンは、こうした競合メーカーとは受験用製品への力の入り方の次元が違う。例えばホーザンは、実際の工事では使う機会がなく、完全に受験でしか使わない様な小道具までも製造販売している。しかも、そういう小道具もいい加減なものではなく、それなりのきちんとした品質で作っている。ここまでやっているメーカーはホーザンの他には見つからない。

製品のグレード的には高くも低くもなく平均的なところで、価格の設定も決して高くはなく、内容からするとむしろやや安いと感じるぐらいかも知れない。品質は全般的に安定しており、使い勝手にも定評がある。総合的なコストパフォーマンスは工具メーカー全体の中で見ても良い方だろう。仲間たちからも、買って失敗したという話は特に聴いたことが無い。

あえて欠点を言うならば、受験会場や講習会などの会場ではホーザン製工具を使用している受験者があまりにも多いため、名前を書いたり目印を付けておいたりしないと、自分の持ち物と他人の持ち物との見分けが付かなくなってしまうという事ぐらいだ。

どのメーカーの製品を買って良いのか迷ってしまった場合にとりあえずホーザンを買っておこうとか、あるいは工具選びにあまり時間を掛けていられない場合に、とりあえず多くの人が使っているホーザンの工具セットをまるごと買っておこう、なんて考える時もあるだろう。そんな事をしても失敗したと感じさせないのが、ホーザンの良い所だ。

定番のセット。他と比べる事なく大急ぎで工具を一式揃えたいならばこれ。

練習材料も信頼のホーザン。3回ずつ練習しておけば安心。


HOZANを代表すると言っても過言ではない定番のVVFストリッパー。










上のVVFに取り付けて使う。測ったそばからカットできるという優れもの。











本家のパナソニックのプレートはずしキーよりも多機能。











組み立てた配線のチェックができる便利キット。


2018年1月11日木曜日

スリーピークス 電工Fペンチ

ペンチは第二種電気工事士試験の指定工具に含まれている。定番は175mmのJISマーク付きのタイプで、受験用工具セットを購入する場合は、だいたいそれが入っている。
しかしペンチは必ずしもJISでなくとも良い。確かにJIS製品には、ハズレが無い。一方、JIS無し製品に関しては、JIS製品よりも安くて粗悪なものにばかり目が行きがちだが、逆にJISよりももっとプレミアムな仕様になっており、その結果JIS規格から外れているという製品もある。
プロの職人が使う工具メーカーがそうしう製品を作っている。例えば、ペンチだとかモンキーレンチなどには、そういう製品が多い。
ペンチ自体はある程度汎用性のある工具で、VVFケーブル以外にも様々なケーブルやコードを切断する事が想定されている。そればかりか、電気工事の用途ばかりとは限らない。なので、JIS規格のペンチは電気工事士技能試験でVVFを加工する作業にも使えるけれども、目一杯そういう作業に最適化されている工具という訳ではない。
一方、電気工事の実務に目を向けると、VVFケーブルは実によく使われている。VVFを加工する作業ばかりが作業の大半を占めるという現場も珍しくはない。そういう実務的なニーズがあるので、JIS規格のペンチよりももっとVVFケーブルに特化して作業をしやすい様に設計された製品も市販されている。そうした製品の中でとても有名なペンチのひとつがこれだ。
第二種電気工事士の実技試験でも、扱うケーブルのほとんどがVVFケーブルな訳なので、このペンチを使うと、JISのペンチを使うよりも、きっと快適に受験できるだろう。
大きな特徴は、JISのペンチは刃が付き合わされる様に閉じるのに対して、このペンチでは刃がハサミの様にすれ違う。JISのペンチの様に挟み切るのでなく、せん断するのである。
この違いにより、 グリップを比較的軽い力で握るだけで、すんなりとケーブルを切断する事ができる。ハサミの様なタイプのVVFケーブルストリッパーを使ってケーブルを切断するとペンチで切断するよりも楽に感じるのは、同様の理屈だ。
例えば、ハサミの様なタイプのVVFケーブルストリッパーではなく、自動式のVA線ストリッパーを使う場合には、ケーブルの切断はペンチで行う事になると思う。その際に、JISのペンチでなくこのペンチを選ぶと、ケーブルの切断も楽に行う事ができる。非常に作業が早く進みそうな組み合わせである。

価格は少々高めだが、検定試験に限らず、実務でもVVFの加工を多く行う人は、持っていて損のないアイテムではないだろうか。

スリーピークス 3.peaks 電工Fペンチ 220mm DF-220

2018年1月8日月曜日

丁度いいドライバーのサイズは

丁度いいサイズのドライバーは、+がNo.2、-が5.5mmで長さは共に75~100mm辺りだ。

+ドライバーのサイズは、器具のネジが決まってるため、No.2の一択である。長さは、あまり奥まった場所のネジを締める事もないので、安定性重視で気持ち短めの75~100mm辺りがちょうど良い。マイナスドライバーは、通常+のNo.2とセットになるのは6mmであるが、あえてひとつ小さい5.5mmにするのがお薦めだ。

例えば間違ってスイッチやコンセントに線を差し込んでしまった時に、プレート外しキーを使うのが理想的ではあるが、もしもプレートはずしキーを持ち込まずに、何とか代用する事ができる。これが6mmだと、少し大き過ぎてしまう。もちろん、連用取付枠を締め付けたり緩めたりするのにも使える。

長さについては、150mm以上の長いものを使っていると先端がブレやすくストレスを感じる。逆に短めの100mm以下のものを使うと、 安定感があって使いやすいと感じるだろう。比べてみることができるなら、その違いが実感できるはずだ。

工事現場に行くと必ず見かけると言っても言いぐらい、それ位売れているドライバー。ボール型のグリップで、握りやすく力が入りやすい。
ベッセル(VESSEL) ボールグリップドライバー +2×150


上のドライバーのマイナス。た色の違いによって見分けが付きやすい。
ベッセル(VESSEL) ボールグリップドライバー -5.5×100

畳まないタイプの電工ナイフ

電工ナイフは指定工具のひとつだ。けれども指定工具の中でそんなに存在感のある工具という感じではない。被覆の剥ぎ取りに使われていたというのも昔の話で、今日では「持っていなくても合格できる」という人さえ居る。

とは言っても、バリができてしまった時に処理したり、人によってはVVRケーブルを加工したりと、何だかんだで使う場面はある。現場ならば、電線を縦に裂いたり、材料のパッケージや段ボール箱を開ける時も出番になる。もっとも、電工ナイフでなくても、普通のカッターナイフでも良いのだが。
 
なんとも微妙な立ち位置の電工ナイフだが、それでもナイフという道具の存在は、技術者にとってある種のお守りというか、技術者の「心」みたいな特別さがあると思う。

なので個人的には、たとえ出番が少なくとも、持っておきたいと思う。そしてどうせ持っておくならば、多少はこだわって、使いやすいものを持っておきたい。

それで、個人的には、電工ナイフには多少のこだわりがあるのだが、そんな中で特におすすめの、折りたたみでないストレート型のものを集めてみた。

折りたたみ式のものにはコンパクトになるというメリットがあるわけだが、しかし電工ナイフ自体がそんなに大きな道具ではない。折り畳めないストレート型だからといって、邪魔になるほどかさばるわけではない。

一方で、ストレート型は、可動部が無い分、ある程度力を入れて使う事ができる。一方で、ブレやグラつきが無いので、繊細な加工をしたい場合にも都合が良い。

電工ナイフを買うなら、ぜひストレート型も選択肢に入れて検討してみてほしい。


このカバーを考えた人は超ナイスアイディア。本体から外さないので紛失の心配が無いうえ、カバーと刃で線を軽く挟んでくるくる回して被覆を剥ぐ事ができる。刃物の品質に定評のあるスリーピークス製。
3.peaks 絶縁電工ナイフ 190mm SK-1


「マック」って、ジャズ・スタンダードの「マック・ザ・ナイフ」と掛けたのかな。カシャッと入る専用ホルダー付き。発売しているのは材料で有名なあの未来工業。