2022年4月7日木曜日

各社のVVFストリッパー6種を比較

 第二種電気工事士の技能試験で最もよく使う工具と言っても良いのがVVFストリッパーだ。この種類の工具はしばらくの間ホーザンぐらいしか作っていないものだったが、2020年代に入ると一気に各工具メーカーがリリースした。受験者は多くの選択肢から選べるようになった。

もちろん第二種電気工事士試験に限らず、実務でのVVFケーブル加工作業を行ううえでも選択肢が増えた。そんなホットな製品カテゴリーの中からピカッと!はよく見かける6製品を集め、それぞれの特徴をまとめてみた。



ホーザン P-958

信頼のロングセラー

受験生にはよく知られた存在の定番モデル。P-958にはP-955、P-956、P-957と前身モデルがあり、機能を追加しながら進化してきた。学校等でまとめて購入される場合に採用されるケースが多い。そして誰にでも比較的使いやすい。
ホーザンP-958の外観写真

ホーザン(HOZAN) VVFストリッパー P-958



MCC VS-4A

芯線の3本同時ストリップに対応した最初のモデル

ホーザンの独壇場だったこのVVFストリッパー市場に、新たな選択肢として登場した。当時ホーザンの製品が芯線のストリップは同時に2本までしか対応していなかったのに対し、芯線の3本同時ストリップに最初に対応していた事で、人気を得た。その後、ホーザンの製品もこの製品に対抗するかのようにモデルチェンジして現行のP-958となり、芯線の3本同時ストリップに対応する様になった。

MCC VS-4Aの外観写真



MCC VA線ストリッパ VS-4A


MARVEL MVA1620

線にさっくり食い込むカーブ付き切断刃

2020年に登場した新しいモデルで、早くも人気モデルに。全体的にホーザンのP-958にかなり似ている。ケーブルの切断に使う刃の部分が凹状のカーブ付きで、線が逃げにくく、切断しやすい。この刃のカーブは実際に使いやすく、後発ならではのアドバンテージが生かされた設計だと感じさせる。
MARVEL MVA1620の外観写真


マーベル(MARVEL) VA線ストリッパー  MVA1620



ビクター 6200

握り心地が快適なエラストマー樹脂グリップ

高級感ある2色のグリップ素材で、握り心地が快適だ。力を入れて握りしめるという作業を繰り返し何度も行うわけだが、そんな作業をしても手が痛くなりにくいように配慮されている。
ビクター 6200の外観写真


ビクター 電工VA線ストリッパ ワイヤーストリッパー 6200



ツノダ VAS-230

性能は変わらず低価格で経済的

他社の製品と比べて機能や品質が劣っている訳でもないのに、低価格なのが魅力だ。ツノダ独自の東南アジア向上でのローコスト・高品質な生産ノウハウが活かされている。
ツノダ VAS-230の外観写真





フジ矢 FVA-1620

機能を絞り込んだコンパクトモデル

芯線のストリップ機能を1本ずつに絞り込んだモデル。コンパクトであるとともに、どこに合わせてストリップするか迷う必要が無く、またシースの切り口から電線の端の長さが多少不揃いになってしまっても気にせず作業できるため、ストレスの少なさで作業性は意外に快適だ。
フジ矢 FVA-1620の外観写真


フジ矢 電工VAストリッパー  210mm FVA-1620



2022年4月4日月曜日

実技本命の新定番になるか? マーベルMVA1620

 マーベルからVVFストリッパーが発売された。

第二種電気工事士試験の技能試験では非常に使用頻度が高く、大ベストセラーでもあるホーザンP-958にかなり良く似た外観だ。しかし、よく調べてみると、これは単なる「赤いP-958」なんかではない。

両者をよく比べてみると、MVA1620には、後発ならではの細かくて丁寧な工夫があちこちに行き届いている。

まず、線をカットする為の刃の部分だ。P-958だと刃が一直線なのに対し、このMVA1620では緩やかに凹のカーブがついている。これによってケーブルが逃げにくく、さっくりと安定したカットができる。

スプリングの形状も違う。P-958は、板バネが飛び出した様になっているのだが、気を抜いて作業しているとよくここにケーブルが挟まる。MVA1620では、全く違う形状のスプリングが採用されていて、P-958に比べて圧倒的にケーブルがスプリング部分に挟まりにくい構造になっている。

グリップも一見似ているようだが、MVA1620のほうが、P-958よりも握り心地が手に優しい。MVA1620のグリップの形状は全体的に見るとかなりP-958のそれにだいぶ近いのだが、握り締めたときに指の力が伝わる部分のカーブの形状がP-958よりも手にフィットしやすい形状になっていて、何度もくり返しケーブルをカットしても手の痛みが生じにくい。

赤いグリップのカラーも、他の受験者の持ち物と見分けが付いたり、自分が持っている他の工具と見分けが付きやすかったりして、実用的だ。

全体的にかなりP-958に似ていて、一見して目立つような特徴は特に無いのだが、とにかく細かい部分の地道な工夫がいくつもあるおかげで、ワンランク上の使い心地といえる。

販売価格はP-958と大体同じぐらいで、場合によってはP-958よりも安い場合もある。コスパの高さでは、P-958を上回っているのではないか。




2022年4月3日日曜日

ビクター 電工VA線ストリッパ 6200

 第二種電気工事士の実技試験では最も使う機会の多いVVFケーブル用のストリッパーがビクターから発売された。

高級感のある2色の素材を組み合わせたグリップが特徴的だ。

グリップ以外の部分は、ホーザンのP-958にかなりよく似ている。機能的に不足しているものはなく、目盛りの付き方などもよく似ている。ヒット作のP-958をかなりよく研究したのだろう。

ホーザンのP-958はよく出来た製品で、弱点らしい弱点と言える箇所もそうそう無いのだが、MCCのVS-4Aなどと比較した時に、グリップの握り心地があまり良くなく、力を入れて繰り返し使っていると手が痛くなりやすいのが確かに気にはなっていた。

ビクターもやはりそこをP-958の弱点と感じたのだろうか。この6200はグリップが非常に良くできている。厚みも長さもあってとても手に優しく、力を入れて繰り返し使っても手が痛くなりにくい。

また、細かい部分では、スプリングの形状がP-957とは違い、ケーブルが挟まりにくい形状に工夫されている。

多くの受験者がP-958を使う会場でこれを使えば、自分の工具の見分けが付きやすいというのもひとつのメリットだろう。

後発ならではの強みがしっかり活きた良品だ。これは買いだと思う。



ビクター 電工VA線ストリッパ No.6200
6200の製品写真

2022年2月26日土曜日

ホーザン P-957とP-958の違い

ホーザン P-957とP-958は、よく似ています。もともとP-957が発売されていたのですが、2013年に新しくP-958が発売になりました。

大きな違いは、一度に剥ぎ取りができる芯線の皮膜の本数です。

  • P-957は、2芯が限界
  • P-958は、3芯でも対応できる
P-957とP-958の先端の比較写真

今ではもう、P-957の方はメーカーでも在庫終了だとホーザンの公式サイトが伝えています。
P-957でてきていた作業がP-958ではできなくなった、という事は特になく、P-958はできる作業が純粋に増えました。だからP-958をP-957と使い比べた場合に不自由が生じる事はほぼ無いでしょう。これから買う人は、入手しやすい現行モデルのP-958をそのまま入手すればOKです。

ちなみにこのP-958をはじめVVFストリッパーは、第二種電気工事士試験の技能試験では、大いに役立ちます。特殊な作業方法をせず、よくある正攻法で作業するならば、試験中に最も多く使う工具です。普通に考えれば、このP-958か、あるいはこれとよく似たVVFストリッパーを試験には持ち込んだ方が良いと思います。

ホーザン(HOZAN) VVFストリッパー P-958


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2022年2月20日日曜日

[秒で確認] コスモワイド21とアドバンスの互換性パターン表

パナソニックのコスモシリーズワイド21とアドバンスシリーズの互換性は、メーカー公式サイトの「よくあるご質問」の説明がうまく整理されていないため分かりづらい、という人が多いと思います。そこで、できるだけわかりやすくまとめてみました。

まず、コスモシリーズワイド21は、この様な外観のシリーズです。
そして、アドバンスシリーズは、この様な外観のシリーズです。
結論として、両者には、ほんの少しだけ互換性があります。互換性があるのは次のパターンの組み合わせのみです。

互換性の早見表

上の2つのパターン以外での互換性はありませんので注意してください。
特に、「取付枠+プレート+ハンドル」は、3点セットで全て片方のシリーズに寄せないと取り付けできないという事が大事なポイントです。この3種類のパーツに関しては、両シリーズの中からバラバラに好きなものを選んで自由に組み合わせる、という事はできません。

また、ほたるスイッチを使用する場合、パターン1の場合は表示が若干暗く、パターン2の場合は表示が若干明るくなります。

さらに詳しく知りたい人のために、コスモシリーズワイドとアドバンスシリーズの同じ所と違う所をまとめると次の通りです。

同じ所

  • スイッチ本体の大きさ
  • 取付枠にスイッチを取り付けるツメの大きさ
  • パイロットランプの色(両方とも赤)

違う所

  • 取付枠にプレートの台座を取り付けるネジの位置
  • ハンドルの大きさ
  • ほたるやパイロットのライトの位置(アドバンスシリーズは間接光が見える設計)
  • ほたるのライトの色(コスモシリーズは緑で、アドバンスシリーズは白)

2020年7月2日木曜日

フジ矢 電工VAストリッパ FVA-1620をレビュー

ホームセンターでよく見かけるFVA-1620

第二種電気工事士試験の試験会場でVAストリッパを使っている人を見ると、ホーザンのP-958かMCCのVS-4Aを持っている人がとにかく多い。それらに比べてこのフジ矢のFVA-1620は少数派のイメージがある。ところがホームセンターの店頭に出かけてみると、このFVA-1620を置いている場合が多く、ホーザンのP-958やMCCのVS-4Aなどはむしろなかなか見かけない。売り場でよく見かけるので、このフジ矢のFVA-1620のことが気になっている人も居るのではないだろうか。

P-958やVS-4Aと違うところ

このFVA-1620、パッと見てまず気がつく点がある。P-958やVS-4Aでは芯線の被覆を一度に3本まとめて剥けるのに対し、このFVA-1620では1本ずつしか剥けない。まずそこが目につくため、敬遠する人が多いと思う。しかし、実際に作業をしてみてようやく分かる事だが、芯線が一度に1本ずつしか剥けないというのは、実は大した弱点ではないのだ。

というのも、第二種電気工事士試験で使う電線は短いので、シースの中の芯線はよくズレる。3本の芯線の先端がきれいに揃っていればまとめて2本や3本の芯線を剥く事ができるのだが、先端の長さがズレてしまったり、芯線が折れ曲がって先端が揃わない状態になってしまえば、いくら最大3本同時に芯線をむく事ができるP-958やVS-4Aを持っていたとしても、結局1本ずつ芯線を剥くという事がよくある。

また、仮に芯線がきれいに揃っていたとして、2本や3本をまとめて剥く時には、それなりに気を遣って位置合わせをしなくてはならない。それに比べて一本ずつ剥く場合の位置合わせははるかに簡単で、ずっと速くできる。そのため、一本ずつ芯線を剥けば2本・3本をまとめて剥く場合の2倍・3倍の時間が単純にかかるのかというとそうではなく、時間差はもっと少ない。結局これらの時間差を全部合計したとして、課題を仕上げるのにトータルで掛かる作業時間がどれ位違うのかというと、多めに見繕ったところで1分間にも達しないだろう。

この点に関してフジ矢のFVA-1620は潔く、芯線が1本ずつしか剥けない様になっているため、全体的にすっきりして、1.6mmを剥く部分と2.0mmを剥く部分との見分けが付きやすくて良い、という気もしてくる。

他にP-958やVS-4Aと違う部分は、バネが無い事だ。連続して作業をするには、バネがある方が作業しやすいと思う。しかし、無い事がそこまで大きな不都合だとは感じない。バネが無い分だけ重量が軽いし、バネにケーブルが引っかかるという事もない。もちろんバネが壊れる心配もない。バネが無い事にはデメリットがあるばかりでなく、反対にメリットもある。

FVA-1620ならではの長所

逆に、FVA-1620が優れている部分もある。全体のコンパクトさ、グリップの握りやすさ、価格の安さだ。

その他の点として、フジ矢ならではの全体的な造りの良さがある。刃の切れ味、先端部分の滑り止め加工、樹脂パーツの整形の精密さなどは、P-958やVS-4Aよりも少し上質感がある。価格は安いのに造りは上質、というのはおトク感が大きい。

どうも、商品写真を並べらて見比べられると見劣りしてしまう部分が目立つものの、手に取って使ってみてようやく気付くような長所が多いような感じがする。試験ではP-958やVS-4Aに決して劣らず十分使いやすい工具だと思うし、品質、価格、使いやすさを総合的に見ると、実務はもちろん、第二種電気工事士の会場でももっと人気が出ても良い製品である様に思う。

ホームセンターの売価はちょっと高いかも

このように、フジ矢のFVA-1620は実用面で優れた製品であるため、ホームセンターが常時在庫しておくという品揃えの判断は、あながちおかしなものではない気がする。ただひとつ引っかかる点は、ホームセンターでの販売価格の高さだ。下の価格と比べてみて欲しい。アマゾンで買えば、ホームセンターで買うよりもずっと安いのだ。ホームセンターはこういう競合の価格をチェックしているのだろうか。これからも同じ値段でこの製品を売り続けるのだろうか。私なら、アマゾンで買ってしまう。




フジ矢 電工VAストリッパーFVA-1620

2020年6月24日水曜日

[集めて比較]VVRケーブルに使えるケーブルストリッパー

「VVRストリッパー」は存在しない

第二種電気工事士試験に毎年ではないが、時々登場するのがVVRケーブルだ。VVFと違って、このVVRケーブルを加工する専用の工具として製品化されたものは、今のところ市場に出回っていない。「VVFストリッパー」という製品が何種類もあるのに対して「VVRストリッパー」はという製品は無いのだ。今日ではそもそもVVRケーブルという材料が試験以外の場所で使われる機会がほとんどないので、無理も無い。

VVRケーブルはどうやって加工する?

VVRケーブルはVVFケーブルとは断面の形状や寸法が異なっている。なのでVVRケーブルのシースを剥くのにVVFケーブル用のワイヤーストリッパーをそのまま流用したとしてもうまくは加工できない。ただし芯線の被覆はVVFケーブルやIV線と共通の工具で加工できるので、そこは心配要らない。課題は、中にある心線もその被覆も傷付けずに、どうやって手早くシースを剥ぎ取るか、という事だ。

専用の工具が無い中、VVRケーブルのシースを剥ぎ取る作業を、受験者は様々な方法で行っている。比較的やっている人が多そうな例を挙げていくと、次のものがある。

  • 電工ナイフを使う
  • カッターナイフを使う(ただし持込の自粛を求められている)
  • ペンチの刃で手加減しながらシースだけ切る
  • VVFケーブル用のストリッパーの切断部分で手加減しながらシースだけ切る

このページを読んでいる人にも、これらのうちのどれかの方法で対処している人が多いのではないかと思う。

VVRケーブルの加工にはコツが必要?

第二種電気工事士試験向けの各種の教則本を見ると、ペンチや電工ナイフを使う作業方法が書かれている場合が多い。しかし書かれている内容は皆同じではなく、読む本によって様々な異なる方法が紹介されている。ただそれらの方法はいずれも、コツの要らない簡単な作業方法ではなく、反対に作業者に対してある程度の器用さやテクニックを要求するものだ。

VVRケーブルは毎回必ず登場するものではないし、たまたま使用する課題が出題されたとしても、使用する箇所は少ない。なので、手先の器用さに自信のある人ならば、お金を掛けてまでVVRケーブルを加工するための工具をわざわざ用意しなくても、教則本に書いてあるようにペンチや電工ナイフを上手く使いこなす方法で、それほど苦労する事なく自分の器用さを活かして乗り切る事ができてしまうかも知れない。

市販の教則本の立場では、テクニックはある程度必要だと割り切って、切り捨てているような雰囲気がある。

しかし、不器用なので手加減のコントロールでは上手な加工ができる自信がないとか、コツなどに頼らずにいつも安定した仕上がりになるような作業をしたいと考えている人も居ると思う。あるいは、試験の本番は、多かれ少なかれ緊張するので、そこでうっかり手元が狂ってしまうのが心配だ、という人も居るのではないだろうか。そこをなんとか、という事で、市販の教則本には載っていない方法を模索してみたい。

コツに頼らないケーブルストリッパーという選択肢

そんな、VVRケーブルの加工に悩める受験者にお薦めするひとつの方法が、「ケーブルストリッパー」という工具を使った方法だ。この工具はVVRケーブルの加工専用の工具ではないながらも、比較的コツが要らずに、VVRケーブルの被覆の剥ぎ取りに使える工具としておすすめできる。

ケーブルストリッパーは、シンプルな仕組みの、刃物の工具だ。あらかじめ刃の出幅を調整しておいてから、被覆を剥ぎ取りたいケーブルやコードをガイドに通して位置を安定させる。安定したらケーブルの周りをぐるりと一周させると、被覆を剥ぎ取るための切り込みが一定の深さで一周、均一的な深さに入る、というものだ。深く切り込み過ぎないように予め調整ができるので、芯線やその被覆を切りつけてしまうという失敗の防止に役立つ。単純な仕組みなので故障しにくく、刃が突出していないので安全性が高く、工具にとって大事でなおかつデリケートな刃が欠けにくい。

メーカーによって細かい違いはあるが、図で示すと概ねこの様な仕組みだ。


 これを使うとだいぶコツが要らずに加工できるようになる。VVRケーブルに苦手意識を持っている受験者は、だいぶ悩みが軽減されるのではないだろうか。

ほとんどの製品は刃の出の長さの調節を無段階にできるので、使えるケーブルはVVRに限らない。断面が円形のケーブルならば、多くのケーブルに使い回せる。例えばキャブタイヤケーブルなどにも使える。どれくらいの太さのケーブルに対応できるかというのは、製品によって異なる。第二種電気工事士試験で使うならば、8mm~28mmか、あるいは4mm~16mmの径のケーブルに対応した製品がちょうど良いだろう。

ケーブルストリッパーの製品カタログ

試験以外でも、現場で安定した加工をしたい場合などにも役に立ってくれる。軽くてかさばらないので、工具入れに1個入れっぱなしにしておいても邪魔にはならないだろう。下に、製品の違いを比較できる様にコメント付きでカタログを載せておいた。

グット(太洋電機産業) YS-100


ハンダ付け用工具でお馴染みのgoot(太洋電機産業)。なぜか他社よりも低価格。どんなものかちょっと試してみたい人にも。

デンサン ケーブルストリッパー ND-800S


デンサン ケーブルストリッパー ND-800S 










視認性に優れたカラフルなカラーリング。ケーブルを挟む金具には親指を添えられるパッドつき。


ロブテックス(エビ) ケーブルストリッパー CS28


ロブテックス(エビ) ケーブルストリッパー CS28


全体的にがっしりしていて、大きな滑り止めグリップの付いたタフな造り。電気関連では他の工具とカブりにくい緑色のカラーリングは、工具入れの中で見つけやすい。

マーベル(MARVEL) ケーブルストリッパー MC-012


マーベル(MARVEL) ケーブルストリッパー MC-012





コードを押さえる部分がステンレスでなく、手にソフトな感触の樹脂製。芯線の剥ぎ取り用のストリッパーが付いている。
ベッセル(VESSEL) ケーブルストリッパー ケーブルの被覆剥離用 3700KS
ベッセル(VESSEL) ケーブルストリッパー 3700KS



やや低価格ながら、手にフィットするデザインに、親指を沿えるパット付き。他メーカーをよく観察して、出来のよい後発製品を生み出した感がある。




2020年5月17日日曜日

ツノダ (King TTC) VVFストリッパー VAS-230のおすすめポイント

コスパの高さで当サイトも注目しているツノダから、VVFストリッパーVAS-230が発売された。
VVFストリッパーといえば、第二種電気工事士の試験では非常によく使う工具なのだが、これまで、ホーザンのP-958とMCCのVS-4Aという2強体制が長く続いてきた。そこへこのツノダのVAS-230はゲームチェンジャーとなるポテンシャルをも秘めた、かなりの良品である事が分かった。
VAS-230の製品写真
写真:ツノダ公式サイトより

機能


VAS-230で可能な作業は、
  • 電線の切断
  • シースの剥ぎ取り(1.6mm2芯/2.0mm2芯/1.6mm3/2.0mm3芯)
  • 芯線の被覆の剥ぎ取り(1.6mm2芯/2.0mm2芯/1.6mm3/2.0mm3芯)
  • ケーブル先端の輪づくり
  • 長さの測定
 だ。これはホーザンのP-958ともVS-4Aとも同じである。比較して不足している機能は特に無く、逆に、ホーザンのP-958とVS-4Aではできないプラスアルファの作業ができるかというと、そういう事もない。

 サイズと重量 

  • 全長 238mm
  • 重量 220mm
P-958とVS-4Aとの3者で比較すると、全長は長い方のP-958の225mmよりも13mm大きく、重量はP-958とVS-4Aともに210gであるのに対し220gだ。全体的にやや大柄だ。しかしこの程度の違いだと、気になる程ではない。

注目すべきポイント

細かい部分について見ていくと、後発メーカーが満を持して投入した新製品であるだけに、P-958やVS-4Aと比べたときに弱点らしい弱点が見受けられない。
逆に細かい点が先行する2製品よりもよくできている。具体的には、
  • 両面にスケールが付いている
  • バネが外側に突出していない
  • グリップにツバがなく、その代わり指の位置が決まりやすいように凹凸をつけてある

 という部分だ。

両面にスケールが付いている点に関してVAS-230を評価できるポイントは、特にP-958に比べて使いやすいという点だ。P-958は、片面には工具の機能を示すアイコンが、裏側の面にはスケールが描いてある。それらはどちらも同じ色で描かれていて、パッと見て見分けが付きづらい。スケールを使おうと思ったら裏側でした、みたいなトラップによく引っかかってしまう。VS-4Aはまた違っていて、アイコンもスケールもすべて片側の面に集めてある。これだと、「何か描いてある方」を見ればそちらの面にスケールがあるので、見分けが付きやすくて、P-958に比べて地味に使いやすいのだ。ではVAS-230はどうなっているのかというと、どちらの面にもスケールが描いてあって、裏表関係なく使えるという、これまた便利な仕様になっている。ただ、両面に描かれているスケールが同じではなく、ちょっと違う。片側のスケールがもう片側に比べてスカスカになっている。二種電気工事士試験にはどちらの面のスケールでも対応できるのだが、これを両面とも全く同じ様に描いておいてくれると、なお一層使いやすくなる筈だ。ここに関しては今後の改良に期待したい。

バネに関しては、P-958もVS-4Aも、板バネが突出したタイプだった。その突出した部分に物が引っ掛かりやすいというのは弱点だった。しかしこのVAS-230はバネが突出しない様に形状が工夫されている。P-958やVS-4Aのバネの弱点を確実に意識したうえでの設計ではないかと考えられる。

 
グリップの形状に関しては、VS-4Aのグリップには、P-958には無いような大きめのツバがあり、それによって握りの定位置が決まりやすくなっている。しかし他方ではそのツバが工具差しや腰袋のフチと干渉して収納しにくいという欠点にもなっていた。VAS-230はというと、ツバは無いながら、グリップに凹凸を付ける事で、工具差しや腰袋のフチへの干渉を避けながらも、握りの定位置が決まりやすい様になっている。

価格



VAS-230はまだ発売直後という事もあり、販売価格の変動が激しい。もう少し流通の状況が落ち着いてきたら、コスパの高さで定評のあるツノダであるだけに、P-958やVS-4Aより安い販売価格に落ち着く事も期待できる。

第二種電気工事士の受験向けの工具では、久々にインパクトのある新製品のリリースだ。圧着工具、そして今回登場のVVFストリッパーVAS-230と、相変わらずコスパの高い製品を次々とリリースするツノダから目が離せない。

ツノダ(Tsunoda) VVFストリッパー VAS-230

2020年4月11日土曜日

ベッセル ネジマグキャッチャーに新色登場

ボールグリップドライバーやプロコンVA線ストリッパーでおなじみのベッセルの便利アイテムに新色が登場した。
「ネジマグキャッチャー」は装着したドライバーに強力な磁力を与え、ネジ頭を吸着させるというアイデアツールだが、色鮮やかなカラーバリエーションが追加された。今回追加されたのは青・黄色・緑で、従来の赤に加え、はっきりと分かりやすいカラーリング展開となった。サイズや持ち主の識別にも役立てられる。

2020年1月5日日曜日

フジ矢 KUROKINシリーズ

フジ矢から、工具や腰袋の新シリーズ「KUROKIN(黒金)」が発売された。

従来も黒のウエストラインシリーズ、明るいメタリックグレーのパールシリーズ、オレンジのグリップで統一された工具シリーズなど、すっきりとしてデザイン性に優れた印象のフジ矢製品であったが、新発売のKUROKINシリーズはこれまでのフジ矢製品同様にすっきりシンプルなのに加え、シックさと高級感も感じさせる、工具の世界では割と珍しいテイストが特徴だ。
さらにこのKUROKINシリーズ、工具も腰袋も共に含まれた、幅広い製品ラインナップであるのも珍しい。工具のシリーズは電気工事系の工具に加え、配管工事系の工具も含まれている。電気工事業ばかりでなく、設備工事業にも使えるラインナップとなっている。
他のシリーズと比べるとハイスペック・高機能の製品で固められており、ワンランク上の作業性が得られる。機能性・外観ともに、企業のイメージ向上にひと役買ってくれるに違いない。思い切ってユニフォームの一部として全面的に採用してみるのも手だ。



フジ矢の看板商品のひとつとも言えるペンチ。手への負担が少ない偏芯タイプ。
フジ矢 偏芯パワーペンチ(黒金・シャックル付)225㎜ 偏芯テコでらくらく切断 3000N-225BG


グリップエンドにナット/ボルトを
スピーディーに回せるマルチスパナを搭載。


フジ矢 クイックモンキーレンチ(黒金) 0~32mm (軽量・開き幅ワイド) FGP-32-BG


大量の結線もサクサク捗るストリッパは、素早く握れる様にハンドルの開きを極小に設計。
フジ矢(Fujiya) VA線ストリッパ 黒金 FVA101-BG


腰袋はタフさもワンランク上の素材を採用。
フジ矢 腰袋スタンダード3段(黒金) PS-23BG 水・汚れ・こすれに強い素材


統一感のあるデザインがぐっと引き立つサポートベルト。
フジ矢 サポートベルトL(黒金) PS-SLBG