シンプルな黒の統一感あるデザインと充実した機能性で人気のフジ矢の腰袋のシリーズのシリーズ、ウエストラインが、リニューアルされた。
シンプルな黒のカラーリングとオレンジのロゴは従来の流れを受け継ぎながら、メーカーの情報によれば、補強の追加や、より機能的な形状の変更、フラップの追加などが行われたとの事だ。
このウエストラインシリーズ、もともと立体形成された芯材が使われており、腰袋のボックス状の形状がキープされ、潰れたり歪んだりしにくいという特徴がある。価格も割合手頃な方で、隠れた高コスパアイテムであった。
小ぶりな腰袋や、逆にマルチ収納タイプで大振りな工具ホルダーなど、他メーカーでは取り扱いがなく、かつベルトに組み合わせやすい絶妙なラインナップの充実ぶりはリニューアル後も健在だ。試験で使うのもおすすめだ。
使用頻度の高いドライバーやペンチなどをコンパクトに定位置に。
小ぶりで使い勝手が良いけれど探すとなかなか見かけないコンパクトサイズ。圧着ペンチ+アルファに。
ホルダーとポケットがバランス良く配置されたスタンダードなタイプ。実技試験で使う工具をまとめて収納するのに丁度いいぐらいの収納力。
2018年3月26日月曜日
2018年3月24日土曜日
ニッパー
第二種電気工事士試験の指定工具ではないながらも、電気工事で日常的に使われる工具としてメジャーなもののひとつがニッパーだ。現場では、腰袋に常備している人も多いのではないだろうか。
試験ではどんな場面で役立つかというと、例えば、リングスリーブの圧着をミスしてしまい、部分的に解体したい場合だ。
リングスリーブの圧着箇所は、やや加工が難しく、ミスが起こりやすいポイントである。 例えば線がリングスリーブに入る深さがずれてしまったり、必要な線を一本差し忘れて圧着してしまったり、誤った色の線を圧着してしまう等である。
通常、受験者はこういう失敗もある程度想定し、指定寸法よりも少し余裕を見て長めの線で組み立てを行うものであり、もし誤ってリングスリーブを圧着してしまった場合は束になった線を圧着したスリーブの際でパッツンと切り落とし、必要に応じて再び芯線の被覆を剥ぎ取ったりして、部分的に線が少し切り詰められた状態で再び正しく組み立て直すという対応の仕方が定石だ。
ただ、これを行うと、線の長さが多少不揃いになり、組み立てづらくなってしまうし、見栄えも悪くなりがちだ。また、線を切り詰めるのも回数的に限度があるので、もうこれ以上失敗できないという心理的なプレッシャーが増えてしまう。
こんな時にニッパーがあると、尖った先端に近い部分にも刃があり、見通しの良い状態で細かくカットできるので、切り詰める線の長さが最低限で済んだり、テクニック次第では線を切り詰めずにリングスリーブだけを切り裂いて、圧着を外す事ができる。
とは言っても時間的な限度もあるし、 十分に練習しておけばそうそう間違えない様にもなるものだ。ただ、心理的にプレッシャーが余計にかかり過ぎても作業のパフォーマンスの低下につながってしまう原因を生んでしまう。心理的な支えとして、受験のお守り代わりに1本持ち込んでおくとメンタル面でプラスの効果が得られるのではないだろうか。
切れ味・高い耐久性でお馴染み、現場でも定番のフジ矢。
工具は全てホーザンで統一したいという人に。お馴染みのブルー。
「薄刃」というのは、つまり細かい作業ができるということ。
抜群のコスパで支持者増加中のツノダ。JIS規格もしっかりクリア。
試験ではどんな場面で役立つかというと、例えば、リングスリーブの圧着をミスしてしまい、部分的に解体したい場合だ。
リングスリーブの圧着箇所は、やや加工が難しく、ミスが起こりやすいポイントである。 例えば線がリングスリーブに入る深さがずれてしまったり、必要な線を一本差し忘れて圧着してしまったり、誤った色の線を圧着してしまう等である。
通常、受験者はこういう失敗もある程度想定し、指定寸法よりも少し余裕を見て長めの線で組み立てを行うものであり、もし誤ってリングスリーブを圧着してしまった場合は束になった線を圧着したスリーブの際でパッツンと切り落とし、必要に応じて再び芯線の被覆を剥ぎ取ったりして、部分的に線が少し切り詰められた状態で再び正しく組み立て直すという対応の仕方が定石だ。
ただ、これを行うと、線の長さが多少不揃いになり、組み立てづらくなってしまうし、見栄えも悪くなりがちだ。また、線を切り詰めるのも回数的に限度があるので、もうこれ以上失敗できないという心理的なプレッシャーが増えてしまう。
こんな時にニッパーがあると、尖った先端に近い部分にも刃があり、見通しの良い状態で細かくカットできるので、切り詰める線の長さが最低限で済んだり、テクニック次第では線を切り詰めずにリングスリーブだけを切り裂いて、圧着を外す事ができる。
とは言っても時間的な限度もあるし、 十分に練習しておけばそうそう間違えない様にもなるものだ。ただ、心理的にプレッシャーが余計にかかり過ぎても作業のパフォーマンスの低下につながってしまう原因を生んでしまう。心理的な支えとして、受験のお守り代わりに1本持ち込んでおくとメンタル面でプラスの効果が得られるのではないだろうか。
切れ味・高い耐久性でお馴染み、現場でも定番のフジ矢。
工具は全てホーザンで統一したいという人に。お馴染みのブルー。
「薄刃」というのは、つまり細かい作業ができるということ。
抜群のコスパで支持者増加中のツノダ。JIS規格もしっかりクリア。
2018年3月19日月曜日
偏心ペンチとは
偏心ペンチとは、ペンチの進化系のひとつである。
どんな風に進化しているのかというと、より少ない握力で楽にケーブルが切断できるように改良されている。
ふつうのペンチ、すなわち従来のJIS規格のペンチの支点の位置から、もっと刃に近い位置にずらしてあるのが偏心ペンチだ。
この事により、てこの効果がより大きくなり、同じ長さのペンチでも、より小さい握力で切断できる。あるいは、同じ握力でより強い切断力が得られる(バリニオンの定理)。
支点の形状や支点位置の寸法などは各メーカーの工夫による独自設計になっている。そのため、JIS規格からは外れる。
ただし、一般的にJIS規格品よりも価格が高価である。
試験本番の直前はきっと多くの受験生はたくさん練習をすると思うのだが、そんな時に2.0のケーブルをペンチで切るとちょっと手が痛いんだよなあ、なんて感じる人は、こういうペンチを使うといくらか楽になるのではないだろうか。試験以外でも、現場でたくさんケーブルを切断する場合などは、メリットがあるだろう。
偏心ペンチの定番ロングセラー。長めの刃で3芯ケーブルも楽にカット。
二種電気工事の受験用工具セットによく採用されている175mmの偏心仕様。
太いグリップに、落下防止ケーブル取付け穴つき。実務のヘビーユーザーに便利な仕様。
どんな風に進化しているのかというと、より少ない握力で楽にケーブルが切断できるように改良されている。
ふつうのペンチ、すなわち従来のJIS規格のペンチの支点の位置から、もっと刃に近い位置にずらしてあるのが偏心ペンチだ。
この事により、てこの効果がより大きくなり、同じ長さのペンチでも、より小さい握力で切断できる。あるいは、同じ握力でより強い切断力が得られる(バリニオンの定理)。
支点の形状や支点位置の寸法などは各メーカーの工夫による独自設計になっている。そのため、JIS規格からは外れる。
ただし、一般的にJIS規格品よりも価格が高価である。
試験本番の直前はきっと多くの受験生はたくさん練習をすると思うのだが、そんな時に2.0のケーブルをペンチで切るとちょっと手が痛いんだよなあ、なんて感じる人は、こういうペンチを使うといくらか楽になるのではないだろうか。試験以外でも、現場でたくさんケーブルを切断する場合などは、メリットがあるだろう。
偏心ペンチの定番ロングセラー。長めの刃で3芯ケーブルも楽にカット。
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フジ矢 偏芯パワーペンチ200mm |
二種電気工事の受験用工具セットによく採用されている175mmの偏心仕様。
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フジ矢 ハイパワーペンチ 175mm |
太いグリップに、落下防止ケーブル取付け穴つき。実務のヘビーユーザーに便利な仕様。
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ロブテックス パワーペンチ J200PWP |
2018年3月8日木曜日
フジ矢 ヒッポケース
高品質なプロ向け工具でお馴染みのフジ矢から2~3年前に発売された便利でかっこいい工具ケースだ。
実技試験の当日、ほとんどの受験者がカジュアルな服装で受験するのだが、工具に関しても、それ程多くの工具を使うわけではないので、普段使いのバッグに入れて持ち運ぶ受験者がほとんどだ。
そんな時に、コンパクトにバッグインできて、固くて尖った工具からバッグの内側や工具以外の荷物が傷まない様に、しっかり保護してくれる。ふつうのペンケースや雑貨のポーチに比べると、もっと丈夫な材質でできている。
特徴的なジッパーは、デザイン上のアクセントであるばかりでなく、ガバッと大きく開いて、目的の工具が探しやすい実用的なものだ。邪魔にならない、フラットな小さなハンドルが付いているのもポイントだ。バッグインして使うにも、単体で手持ちで使うにも使いやすく、よく考えられたものだ。
サイズがS・M・L・2Lと揃っており、さらにカラーバリエーションもあるので、収納する工具の内容量に合わせて選んだり、分類するのに便利だ。
ふだんの工具の収納用にも、試験会場への工具の持ち運び用にも、おすすめのケースだ。
Sサイズ 黒✕オレンジ
Mサイズ・アイスグレー
Lサイズ・ライトグリーン
2Lサイズ・ベージュ
実技試験の当日、ほとんどの受験者がカジュアルな服装で受験するのだが、工具に関しても、それ程多くの工具を使うわけではないので、普段使いのバッグに入れて持ち運ぶ受験者がほとんどだ。
そんな時に、コンパクトにバッグインできて、固くて尖った工具からバッグの内側や工具以外の荷物が傷まない様に、しっかり保護してくれる。ふつうのペンケースや雑貨のポーチに比べると、もっと丈夫な材質でできている。
特徴的なジッパーは、デザイン上のアクセントであるばかりでなく、ガバッと大きく開いて、目的の工具が探しやすい実用的なものだ。邪魔にならない、フラットな小さなハンドルが付いているのもポイントだ。バッグインして使うにも、単体で手持ちで使うにも使いやすく、よく考えられたものだ。
サイズがS・M・L・2Lと揃っており、さらにカラーバリエーションもあるので、収納する工具の内容量に合わせて選んだり、分類するのに便利だ。
ふだんの工具の収納用にも、試験会場への工具の持ち運び用にも、おすすめのケースだ。
Sサイズ 黒✕オレンジ
Mサイズ・アイスグレー
Lサイズ・ライトグリーン
2Lサイズ・ベージュ
2018年3月4日日曜日
ホーザン VVFペンチ
今日紹介したいのは、ホーザンのこんな形のペンチです。刃の形に特徴があり、一般的なJIS規格のペンチとは見た目がだいぶ違います。
指定工具のうち、ケーブルをカットする工具といえば、ペンチです。しかし実際のところ、JIS規格のペンチでは、ケーブルをそれほど切断しやすくはありません。1.6mmの2芯などならまだ良いのですが、2.0mmの3芯ともなるとそれなりに握力が必要で、ちょっとしんどいです。
そんな場合に、指定工具に加えて下の写真の様なVVFケーブルストリッパーを持ち込むと、この刃で切断すればペンチで切断するよりもだいぶ楽に切断する事ができます。
JIS規格のペンチとの切断しやすさの違いの秘密は、刃の仕組みの違いにあります。JIS規格のペンチは、2つの刃がぶつかり合う様になっており、ちぎる様な切り方なのですが、VVFストリッパーは、一般的なハサミと同様、2枚の刃がすれ違って、せん断する様になっています。こういう切り方の方が、楽に切断できるのです。
ホーザン VVFペンチが特におすすめなのは、例えば、下の写真の様な下の写真の様なVA線ストリッパー(ガチャガチャ)を使用する人です。
指定工具のうち、ケーブルをカットする工具といえば、ペンチです。しかし実際のところ、JIS規格のペンチでは、ケーブルをそれほど切断しやすくはありません。1.6mmの2芯などならまだ良いのですが、2.0mmの3芯ともなるとそれなりに握力が必要で、ちょっとしんどいです。
そんな場合に、指定工具に加えて下の写真の様なVVFケーブルストリッパーを持ち込むと、この刃で切断すればペンチで切断するよりもだいぶ楽に切断する事ができます。
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ホーザン VVFストリッパー P-958 |
JIS規格のペンチとの切断しやすさの違いの秘密は、刃の仕組みの違いにあります。JIS規格のペンチは、2つの刃がぶつかり合う様になっており、ちぎる様な切り方なのですが、VVFストリッパーは、一般的なハサミと同様、2枚の刃がすれ違って、せん断する様になっています。こういう切り方の方が、楽に切断できるのです。
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ホーザンVVFペンチの先端部分 |
ホーザン VVFペンチが特におすすめなのは、例えば、下の写真の様な下の写真の様なVA線ストリッパー(ガチャガチャ)を使用する人です。
このVA線ストリッパーには、ケーブルを切断する機能はありません。そのため切断には別の工具を使う必要があるわけですが、上に書いたとおり、JIS規格のペンチではあまり切断しやすくはありません。だからといって、結局P-958のようなVVFケーブルストリッパみたいなものも追加するのでは、出費がかさみますし、大ぶりな工具がかさばってしまいます。
そこで、ペンチを敢えてJIS規格ではない、このVVFペンチにしてみるのがおすすめです。工具の数を増やすこともありませんし、ケーブルの切断もラクにできます。
ちなみに、このホーザンのVVFペンチですが、他のメーカーはこのペンチによく似たペンチを以前から発売しています。以前にこの記事で紹介しています。
そこで、ペンチを敢えてJIS規格ではない、このVVFペンチにしてみるのがおすすめです。工具の数を増やすこともありませんし、ケーブルの切断もラクにできます。
ちなみに、このホーザンのVVFペンチですが、他のメーカーはこのペンチによく似たペンチを以前から発売しています。以前にこの記事で紹介しています。
2018年3月2日金曜日
ホーザン 合格クリップ
被覆を剥ぎ取ったケーブルの端部をちょっとまとめておいたり、リングスリーブを被せる時にちょっと自分ひとりでは押さえづらい、といった時に、一度束ねたケーブルの状態をキープしておくためのクリップだ。
初めて見た時はホーザンの商魂たくましさに思わず笑ってしまったが、それでもよく考えられた、試験の本番でしっかり役立つ便利アイテムだ。小さなクリップだが、合格するための知恵とアイディアがぎっしりと込められている。
結線する線の本数が多少異なってもうまく中心に集まってくる形状だとか、束ねたままリングスリーブを被せて、最後にかしめる工程の時にまで邪魔にならない様にほとんどが針金1本でできているとか、とにかくよく工夫されているのだ。
この形状を見て、何となく、他ののもので代用できそうな気がしたので、実は色々探してみたのだが、この使い勝手に匹敵しそうなものは見つからなかった。細身の洗濯バサミでなんとかならないか、と思っても、この専用設計に比べると色々使いづらさの予想がついてしまう。しかも、このクリップの価格がそんなに高くないだけに、他のもので代用しようとするとかえって金額的に高くついてしまったり、仮に少し安上がりだったとしても金額的に僅かだったりするので、この使いやすいと分かりきっている合格クリップをわざわざ他のもので代用する意味が無い。
初めて見た時はホーザンの商魂たくましさに思わず笑ってしまったが、それでもよく考えられた、試験の本番でしっかり役立つ便利アイテムだ。小さなクリップだが、合格するための知恵とアイディアがぎっしりと込められている。
結線する線の本数が多少異なってもうまく中心に集まってくる形状だとか、束ねたままリングスリーブを被せて、最後にかしめる工程の時にまで邪魔にならない様にほとんどが針金1本でできているとか、とにかくよく工夫されているのだ。
また、商品は10個入りであるが、そんなに無くても足りるだろう。友達と割り勘で買って半分ずつシェアするのも良いかも知れない。
2018年3月1日木曜日
ホーザン 合格ゲージ
この合格ゲージは、単体で使うものではなく、同じホーザン製のVVFストリッパー、P-958に装着して使うもので、電気工事士試験のほぼ専用みたいな工具だ。無くても合格はできるのだが、あれば便利なのは間違いない。芯線の被覆の剥ぎ取りの長さや、先端の切り落としの位置を、ツメで印を付けたり、指でつまんだりといったことをしなくても、距離を測ったらそのままスムースな流れで切れ目を入れて被覆を剥ぎ取る事ができる。スピーディーで省力化した作業ができるようになるうえ、ミスの軽減も期待できる。
VVFストリッパー P-958
現行のP-958だけでなく、ひとつ前のモデルP-957にも装着可能だ。
価格も、工具を何かひとつ買うよりは安い。
VVFストリッパー P-958
現行のP-958だけでなく、ひとつ前のモデルP-957にも装着可能だ。
価格も、工具を何かひとつ買うよりは安い。
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ホーザン(HOZAN) 合格ゲージ |
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