指定工具のうち、ケーブルをカットする工具といえば、ペンチです。しかし実際のところ、JIS規格のペンチでは、ケーブルをそれほど切断しやすくはありません。1.6mmの2芯などならまだ良いのですが、2.0mmの3芯ともなるとそれなりに握力が必要で、ちょっとしんどいです。
そんな場合に、指定工具に加えて下の写真の様なVVFケーブルストリッパーを持ち込むと、この刃で切断すればペンチで切断するよりもだいぶ楽に切断する事ができます。
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ホーザン VVFストリッパー P-958 |
JIS規格のペンチとの切断しやすさの違いの秘密は、刃の仕組みの違いにあります。JIS規格のペンチは、2つの刃がぶつかり合う様になっており、ちぎる様な切り方なのですが、VVFストリッパーは、一般的なハサミと同様、2枚の刃がすれ違って、せん断する様になっています。こういう切り方の方が、楽に切断できるのです。
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ホーザンVVFペンチの先端部分 |
ホーザン VVFペンチが特におすすめなのは、例えば、下の写真の様な下の写真の様なVA線ストリッパー(ガチャガチャ)を使用する人です。
このVA線ストリッパーには、ケーブルを切断する機能はありません。そのため切断には別の工具を使う必要があるわけですが、上に書いたとおり、JIS規格のペンチではあまり切断しやすくはありません。だからといって、結局P-958のようなVVFケーブルストリッパみたいなものも追加するのでは、出費がかさみますし、大ぶりな工具がかさばってしまいます。
そこで、ペンチを敢えてJIS規格ではない、このVVFペンチにしてみるのがおすすめです。工具の数を増やすこともありませんし、ケーブルの切断もラクにできます。
ちなみに、このホーザンのVVFペンチですが、他のメーカーはこのペンチによく似たペンチを以前から発売しています。以前にこの記事で紹介しています。
そこで、ペンチを敢えてJIS規格ではない、このVVFペンチにしてみるのがおすすめです。工具の数を増やすこともありませんし、ケーブルの切断もラクにできます。
ちなみに、このホーザンのVVFペンチですが、他のメーカーはこのペンチによく似たペンチを以前から発売しています。以前にこの記事で紹介しています。