試験に合格するには、ハサミタイプのものがあれば十分ではあるのだが、機械式のストリッパを使うと圧倒的に作業がスピードアップし、手も痛くなりにくい。事前にきちんと調整しておけばコツがいらず、失敗しにくい。
その機能性は大いに魅力的なのだが、ネックとなるのは価格ではないだろうか。他の工具に比べると高額で、圧着工具などよりもなお高額だ。おまけに、持っていなくても試験に合格できている受験者が多いとなると、本当にどうしようかと思ってしまう。
「買い」なのか、「買いじゃない」のか、最近の製品の状況を調べてみた。
製品の種類が意外に豊富だった
昔からベッセルとMCCが有名だった。今日ではどうなのかと、アマゾンで国内有名メーカーの製品について調べてみたところ、これだけのメーカーが発売していた。ベッセル
MCC
フジ矢
ビクター
マーベル
デンサン
ジャッピー
メリー
ホーザン
まだほかにもあるのかも知れない。こんなにあると思わなかった。中には、カラーリングだけが異なるOEM製品などもあるのだろうけれど、これだけあると、仕様の違いを調べながら、選んで買う事ができる。
思ったほど高くなかった
ひと昔前の記憶で「一万円近い」というイメージがあったが、そこまで高くなかった。アマゾンで売れ筋で5千円台後半ぐらいだ。5千円を下回っているものもあった。決して安いとまでは言えないが、ほかの工具と比べて、メチャクチャ高いというイメージでもない。
意外と買い、かも
費用対効果を考えると、買いなのではないかと思う。電気工事士試験に合格した後、特に実務で工事をしない人は別だが、実務でVVFケーブルの施工をする人なら、あれば確実に役に立つものだと思う。いずれ実務で買うことになるだろう、という状況が見えている人ならば、どうせなら試験よりも前に手に入れてしまって、試験で使い倒しておいたら良いのではないか、と思う。