2018年1月10日水曜日

プレートはずしキー

試験にも使えるプレートはずしキー

試験の指定工具ではないが、あると便利な工具がプレートはずしキーだ。
スイッチやコンセントの誤った穴に線を差してしまった時などに引き抜くための専用工具だ。器具を製造しているパナソニックなどで製造しているだけに、使い勝手が良い。

誤った穴に線を差してしまい、それを取り外したい場合、裏面の両端にある細長い穴にキーをしっかりと挿入すると、線を簡単に引き抜くことができる。

マイナスドライバーとの違い


スイッチ、コンセント、引掛けシーリングなどからのキーの引き抜きについては、プレート外しキーだけでなく、5.5mmのマイナスドライバーを差し込んでも同様に外す事は可能である。しかし使い勝手に多少の違いはある。5.5mmのマイナスドライバーで作業する場合、うっかりすると器具を破損する危険がある。マイナスドライバーは、軸の太さがあるため、気にせずにグイっと突っ込むと器具が欠ける場合があるのだ。 万一穴の周りが欠けさせてしまったり、パーツを破損してしまった場合には、試験の本番では欠陥と判定されてしまい、一発不合格の危険もある。

これに対しキーを使用する場合、パーツを破損してしまう危険が少ない。板状になっていて余分な厚みがないので、器具に奥まで突っ込んでも穴の周りの部分を欠けさせてしまう危険がすくなく、また、工具が穴の奥まですんなり入って行きやすい。

もちろん、ノーミスで完成させてしまえば出番が無い工具なのだが、  価格も手頃で、コンパクトなので持ち運びが苦にならない。お守り代わりに持っておくと、より落ち着いた気持ちで作業できるのではないだろうか。

連用取付枠の締め/緩めにも使える


器具から線を外す以外に、プレートはずしキーは連用取付枠を締め付けたり緩めたりするのにも使える。ただ、この作業に関しては力が入りにくいので、プレートはずしキーを使うよりもマイナスドライバーを使った方が、作業は楽だし、安定する。

パナソニック電工 プレートはずしキー
パナソニックのプレートはずしキーの製品写真

東芝ライテック E’s配線器具 NDG4990
東芝ライテックのプレートはずしキーの製品写真