2018年1月8日月曜日

腰袋は用意すると便利

例年、公式の受験案内に「工具を入れるための腰ベルトは使用できます。」と書いてある。なので、腰袋を持ち込む事は全く問題が無い。

それで、実際持ち込むかどうかについてだが、私は持ち込む事をお勧めする。

 試験会場では持ち込まない人の方が多いと思うのだが、持ち込む人もそんなに珍しいわけではない。私は持ち込んだ。持ち込んだおかげで、ずいぶん作業がしやすかったと思う。

私は、事前に会場の様子をネットで調べておいた。私が受験した会場は、普段は見本市などを行う大きなホールで、そこに細長い会議室テーブルと折りたたみチェアが並べられた会場だった。「テーブルの奥行きが狭い」という情報が多く見つかった。確かに、私も試験の本番の日には、狭いと思った。うっかり気を抜くと、テーブルの向こう側に工具や材料をポトポト落としてしまいそうな感じだった。

ただ、私は事前にその事を知っていたので、自宅で練習をする時から腰袋を装着し、使用頻度の高い
  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • VVFストリッパ
  • ペンチ
  • 圧着機
は、腰袋に差す様にしておいた。細かい事を言うと、 マイナスドライバーはそれほど使わないのだが、プラスドライバーとセットにして差せるようなホルダーを持っていたので、わかりやすいようにそうしておいた。

この方法には、こんな良い事がある。
  • 狭いテーブルの上でも作業スペースが広く取れる
  • 使用頻度の工具をポトポト落とす心配が無い
  • ホルダーや腰袋の定位置を決めて工具をおくことで、道具の持ち替えがスムースにできる

やってみると案外メリットが多いのである。
おまけに、試験の日には胸ポケットのあるシャツを着て、シャープペンシルと目印用の油性マーカーを胸ポケットに入れておく様にした。

ちょっと格好悪い様な気もするけれど、逆に試験場でかっこいいからといって何かいい事があるわけでもない。「格好悪くてもいいから絶対合格したい」という人にはお薦めだ。

ちなみに、どんな腰袋がいいのか、については、個人差があると思うが、そんなに大げさなものでなくても良いと思う。上に書いてある、使用頻度の高い工具だけ差せればとりあ十分だ。普段現場で使っているものがある人はそれで十分だと思うし、試験に合わせて買いたくなってしまった人は、ワンタッチベルトと、ちょっとしたもの1つで十分だと思う。余裕のある人は、ドライバーやペンチをそれぞれの専用ホルダーに分けるようにすれば、さらに作業しやすいだろう。



私が実際に使ったのはコレ。タジマのロングセラー。素材が丈夫で、型くずれせずしっかりしている。そして結構安い。デザインにおかしな威圧感も無いので、お客さんのいる現場でも使いやすいと思う。


初めて腰袋を買う人は、ベルトを買おう。ワンタッチベルトが便利。電工ではお馴染み、安心品質のフジヤ。なぜかベルト関係はちょと安くて狙い目。私も愛用している。